引きこもりとそこからの脱出



引きこもりと年齢

 

 

 

引きこもりと聞くと不登校をイメージする人が多いかもしれません。しかし、現代では実際には大人の引きこもりが問題になっているのです。引きこもり80人に対する調査が行われて、平均年齢30歳との結果が公表されました。その多くの人が発達障害の症状があるとみられています。ただ、少し前までは発達障害と言う言葉さえありませんでした。本人の問題ではなく、何かのきっかけがあったと見られていたのです。

 

 

引きこもりからの脱出ができないまま、長期化する傾向があります。それは脱出方法がわからないのかもしれませんし、それ自体を放棄してしまっているのかもしれません。成人の引きこもりの原因はコミュニケーションに関する問題でしょう。仕事を始めて、職場の人たちとのコミュニケーションがうまく取れずに辞めてしまうのです。自信を無くしてしまって、引きこもりになるパターンです。

 

 

つらい体験をする人は少なくありませんが、それにどう対処するかが分かれ目なのかもしれません。しかし、発達障害が絡んでいるなら話は違ってきます。自分にできることから始めなければなりません。それが脱出の第一歩です。少しずつ自分を変えていくのです。

 

 

発達障害の特徴の一つとして、変わることをストレスと感じることです。引きこもりの状態から抜け出せないのです。このような人たちに対しては、適切なサポートが必要でしょう。
言葉で気持ちを変えることは限界があります。引きこもりから脱出を考える時に、当事者の年齢は重要です。