引きこもりとそこからの脱出



引きこもりを克服する

 

 

 

引きこもりを克服するための方法を知っていますか。実際に自分が引きこもりだった人、自分の子どもが引きこもりだった人に具体的な脱出方法を尋ねても答えは返してくれません。
当人たちにも答えがわからないからです。日常生活の中で、ある日突然引きこもりになってしまいます。

 

 

脱出する方法など考えたこともありませんから、戸惑ってしまうのです。事前に情報を収集している人はほとんどいません。また、脱出の方法を理解していても、当事者になるとスムーズな行動に結びつかないのです。これが一番大きな問題かもしれません。

 

 

引きこもりを克服するためには本人の努力よりも周りの家族の気遣いが重要となります。具体的な脱出方法は人によって異なります。ただ、いくつかの原則がありますから、これだけはしっかりと意識しておくことが大切でしょう。具体的な行動に移すことです。

 

 

頭の中で考えて、子どもに気配りをするのではなく、子どもの目に見える形で動きましょう。例えば、大きな声で朝の挨拶をするとか、ご飯をおいしそうに食べると言ったことです。難しいことをする必要はありません。子どもと一緒にできることがあれば一番いいですが、無理強いにならないよう気を付けることを忘れない様にしましょう。

 

 

日本全国で数十万人の引きこもりがいると言われています。その中の一人なのですから、珍しくありません。子どもが引きこもりになっていることに対して後ろめたさを感じる必要はいりません。