引きこもりとそこからの脱出



引きこもりと学校

 

 

 

引きこもりの子どもに対処するのは学校だけではありません。自治体やNPOなどが引きこもりからの脱出の手助けをしています。

 

 

学校はどうでしょうか。もちろん、学校の先生たちも引きこもりの脱出方法などの知識は持っており、何とかしたいと思っているのです。ただ、現実の先生たちは学校での仕事があります。一人の子どもだけに関わっていることはできないのです。そのためのサポート体制があると考えてください。

 

 

引きこもりになった子どもの親は先生に相談したいと思うでしょうが、先生が親身になって対応してくれないと不満に思ってしまうことがあるのです。通常の学校ではなく引きこもりや不登校の子どもを対象とした学校もたくさんあります。その中で自分を取り戻し、活き活きとしてくる子どもたちも少なくありません。

 

 

環境が変わることで、気持ちが切り換えられるのでしょう。引きこもりからの脱出方法に画一的な答えがあるわけではありません。一人一人違うと考えてください。その中でできることを考えましょう。

 

 

勉強をするだけなら家庭教師と言う手段もあります。フリースクールや通信制高校は自宅で勉強できる環境を提供してくれます。高校卒業資格がその後の人生に大きく影響しますから、どのような形であれ資格を取りたいと考えるのです。

 

 

引きこもりの経験を持つ人はたくさんいます。それがその後の人生にマイナスになっているとは思いません。本人からの告白がなければ引きこもりの経験を持っていたことさえわからないからです。