引きこもりとそこからの脱出



引きこもりとカウンセリング

 

 

 

精神科のカウンセリングで引きこもりから脱出しようとする試みはいろいろなところで行われています。きちんとした理解の元で行われるカウンセリングは確実な効果を上げているのです。

 

 

ただ、いくつか注意しなければならないことがあります。まず親が精神科で相談することから始める点です。いきなり引きこもりの当事者と話をしても、拒否されることが多いでしょう。引きこもりの子どもはデリケートです。注意を怠らないことです。

 

 

一般の人が思っているように子どもが行動してくれないと考えておきましょう。精神科の先生が書かれているブログなどを読むと、そのことがよくわかります。具体的な脱出方法よりもカウンセリングをどう活かしていくかが重要なのです。

 

 

家にいる時は普通にしている場合でも、外に出ることを拒むことが多いでしょう。カウンセリングを受けることで何かが変わるかもしれないと本人も期待しているかもしれません。しかし、それは同時にプレッシャーとなります。

 

 

適切なカウンセリングで引きこもりから脱出できるなら、当人も家族も大歓迎でしょう。引きこもりは心の問題ですが病気ではありません。そのことをもう一度考え直してください。精神科のカウンセリングを有効なものとできるかは親の対応にかかっていると言っても過言ではありません。引きこもりの子どもの大半は家庭内にいる時間だからです。日本中で10万人以上の引きこもりの子どもがいると言われています。当人たちの悩みは尽きないのです。