引きこもりとそこからの脱出



引きこもりと精神科

 

 

 

精神科と聞くと何となく脳の病気をイメージしてしまうかもしれません。しかし、現代の精神科はごく普通の人が通うことも少なくありません。見た目や言動から、なぜ精神科を受診しているのかわからないほどです。

 

 

引きこもりの子どもも同じことです。子どもだけではなく、大人になっても引きこもりが続いてしまうことは多いのですが、できることなら引きこもりの初期段階で精神科に相談することをおすすめします。もちろん、精神科ですぐに状態が改善するわけではありません。しかし、病院に出かけると言う行為が引きこもりを解消するきっかけになることも多いのです。

 

 

引きこもりからの脱出が容易ではないことは誰でもがわかっています。当事者や周りの家族は何とかして脱出させたいと思っているのですが、頭で考えるほど簡単ではないのです。精神科ではカウンセリングがメインとなります。行動そのものに目的があるのではなく、行動することが重要なのです。

 

 

引きこもりでずっと自宅から出ない状態よりも、カウンセリングを受けるために病院まで来ることは当人にとって大きな刺激となるのです。もちろん、それがストレスとなる危険性もあります。いずれにしても、積極的にカウンセリングを受けようとする意識が出てくればいいと願っているのです。

 

 

引きこもりからの脱出でアドバイスをしてくれる先生もいるでしょう。ただ、必要以上に急がないことです。引きこもりの数年間は子どもの充電期間だったのだと割り切る気持ちが必要です。