引きこもりとそこからの脱出



引きこもりの原因

 

 

 

引きこもりの原因は明確にならないことが少なくありません。しかし、初めて引きこもりの当事者になった時には何とかして原因を突き止めたいと思うのです。原因がわかれば、それを取り除くと問題が解決すると思うからです。

 

 

残念ながら、原因がわかったとしても、引きこもり状態になった子どものサポートにはなりません。これからをどうしていくかを考えなければならないからです。つまり、引きこもりになった状態からの脱出は、穴の中の子どもを引き上げることなのです。どうして穴に落ちたかは関係ありません。もちろん、他の子どもが引きこもりにならないようにするための対処としては原因を考えることは悪くありません。

 

 

引きこもりからの脱出は頭で考えるよりも、体を動かすようにしましょう。考えすぎていると、だんだんと悲しい気持ちになってしまうからです。明るく振舞おうとしてもかなり無理をしている自分に気づくはずです。

 

 

子どもに接する時に気を使いすぎてしまうのです。子どもの引きこもりからお母さんが体調を壊す例もあります。思い詰めてしまうのでしょう。引きこもりを気楽に考えることはできません。しかし、深刻に考えてはいけません。

 

 

きっかけは些細なことかもしれませんが、それが長期化することによって本人も家族も脱出できなくなります。インターネットの情報を集めたり、精神科でカウンセリングを受けたりすると、少しは展望が開けてきます。ゆっくりといいですから前に進むことが大切です。